作曲を始めるとやっぱりDTMやDAWをやりたくなるよね。
今はフリーのDTM・DAWソフトでもすごくいいのがあるから、やってみたいと思うならまずはフリーから使ってみるといいよ。
ここでは全く初めての人を対象に、どういうフリーソフトをどんな感じで使うのかを、初心者の人でも分かるように簡単に説明するよ。
演奏の録音をやった事がない人はデモ音源の作成と応募でざっと流れを説明してるから参考にしてみて。
目次
DTMはデスクトップミュージックの略で、分かりやすく言えばパソコンでソフトを使って楽譜に音を入力して曲を作るソフトやそういう作業全般を指す。
DAWはデジタルオーディオワークステーションの略で、簡単に言えばパートごとの演奏を重ねたり、アレンジしたりするソフト。
初心者だと、
どっちを使ったらいいの?と思うだろうけど、最初はどちらか適当でいいよ。
というのも、こういうソフトは見た目や操作性以外で言えば機能で選ぶんだけど、初めて触る人が試しに使うだけの機能はDTM・DAWのどっちでもあるんだよね。
特に今はそれぞれがどんどん機能増やしたりしてるから、特定機能を除けば大体の事はできるんだよね。
DTMという言葉やソフト自体が結構古くからあるから、今でもDTMソフトっていう分類もあるけど、後発のDAWでできる機能は大体持ってるし、逆に新しく作られたソフトは色々できますよという意味も含めてDAWとして出すんじゃないかな。
もともとはMIDIで制御するっていう意味だったと思うんだけど、今は単に楽譜やピアノロールで曲を入力していく「打ち込みソフト」っていう意味合いの方が強いと思うよ。
だからDTM・DAWソフトの機能とか説明でMIDIシーケンサーって言う単語が出てくるなら、そのDTM・DAWソフトは曲の打ち込みができるソフトという事になるね。
ホントに制御するだけのMIDIシーケンサーソフトがあったら今更過ぎるしびっくりけど、そういう使い方をする機会も出てくるから覚えておいても悪くないね。
これ自体は音符に声を当ててくれるソフトって言うのは分かるよね。
MIDIの打ち込みなんかをやってた人だと疑問に思うのが、どうやって声を乗せるのかって事じゃないかな。
こういうタイプのソフトも結局のところは打ち込みソフトなんだよね。
例えば市販品のボカロソフト買ってきて、さぁ曲作ろうと思った時にそのソフトが単に声を乗せるだけで打ち込みの機能が無いなんて事だと曲も作れないしなんじゃこのソフトって思うよね。
だから一応そのソフトで打ち込み出来て、声も乗せられるってわけ。
ただメインはやっぱり声を乗せるというところだから、完全なMIDIシーケンサーとは思わない方がいいかな。
単純に楽譜やピアノロールの音符に声を割り当てるという感じ。
バンドで生音録音するならDAWがあればOKで、MTR(マルチトラックレコーダー)として使うだけでも十分だよね。
もちろん音を重ねるだけなら単にそれだけのフリーソフトってあるわけだけど、エフェクトやアレンジ、ノイズの事とか色々考えたらDAW使う方がずっと完成度の高いものが作れるよ。
曲を作るなら当然それぞれのパートはメンバーに聴かせるなり、楽譜やタブ譜に起こすなりしないといけないわけだから、やっぱり「打ち込みソフト」で作る方がいいよね。
ソロで作曲するならもちろん「打ち込みソフト」は使う事になる。
で、上で上げた中からどれを選べばいいのかって話だけど、最初は単に打ち込みができるフリーソフトが1本あればいいよ。
凝ってる人の製作環境を聞いてみると、打ち込みはこれ、アレンジはこれ、みたいにいくつも使ってたりするけど、それは単に使いやすいと言う事と、使いたい機能がそのDTM・DAWソフトにしかない、もしくは性能がいいとかなんだよね。
だから最初はひとつのフリーソフトだけでいいし、むしろひとつのフリーソフトをじっくり使って欲しいんだよね。
というのも、この手のソフトはDTM初心者だとすごくややこしい。
出てくる用語も特殊で知らない言葉ばかり出てくるから調べるのに時間もかかる。
そういう知識が身に付いたら違うソフト使っても、そのソフトの使い方を覚えるだけでいいんだよね。
あとは何を重視したいかで、
打ち込みを中心に作りたい→DTM
重ねたり編集したりが中心→DAW
絶対に声が出るものがいい→ボカロ
と言う感じ。
DAW
Studio One Free
http://www.mi7.co.jp/products/presonus/studioone/free/
MIDIシーケンサー
Music Studio
http://www.frieve.com/musicstd/index.html
歌声合成ツール
UTAU
http://utau-synth.com/index.html
とにかく今のフリーソフトのレベルはすごいよ。
しかも上の3つは日本人が作ってるから初めからまともに日本語環境だからね。
この3つ押さえておけばほとんどの事はできると言ってもいいんじゃないかな。
ダウンロードはそれぞれのページからできるよ。
上の二つのフリーソフトはどちらも大体同じことができるんだけど、個人的には録音を録るのが主体ならStudio One、打ち込みが中心ならMusic Studioがおすすめかな。
とにかくDTM・DAWを今から始める初心者にとっては、はじめのとっかかりがとても難しいんだよね。
聞いた事のない用語もたくさん出てくるし。
Studio Oneは普通のソフトだから、それの解説書もたくさん出てるね。
あれこれ使い方を探してみるのもいいんだけど、そういう本を買って時間を短縮するのもひとつの方法だね。
作りながらおぼえるDTM入門
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Music Studio ProducerでMIDIの打ち込みのページでダウンロードからインストール、簡単なドラムパターンの入力をして、 ドラムに合わせて練習できるようにしよう!というのを全く打ち込みをやった事の無い人でも分かるようにやさしく解説してるから参考にしてみて。
一応市販のDTM・DAWソフトも紹介。
フリーから乗り換え、併用する人も多いしね。
CakeWalkシリーズ
http://www.cakewalk.jp/
SonarやMusic CreatorとかのDTMソフト。
このシリーズのどれかを買った人はすごく多いと思う。
アマチュアももちろんだけど、普通にプロが使ってるしね。
何らかの音楽製作の仕事についてるなら初めからSonar使っておく方が覚えなおさなくてもいいしね。
演奏を録音するつもりならUSBオーディオインターフェースが付いてるやつがおすすめだね。
比べたらすぐわかるんだけど、パソコン内蔵のオーディオチップは再生はともかく録音はとにかくノイズが酷い。
USBサウンドインターフェースを使うと圧倒的にローノイズだから、その1点だけ見ても使うメリットは大きいよ。
個別に買うよりセットの方が割安だしね。
Cakewalk MUSIC CREATOR 6 DUO PACK
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ボーカロイド
http://www.crypton.co.jp/mp/pages/prod/vocaloid/
初音ミクなどのボカロシリーズ。
個人の音楽製作と言えばずっとMIDIだったわけだけど、これのおかげでソロの音楽シーンはホント、激変したよね。
どうしてもこの声が使いたいって事なら買うしかないね。
VOCALOID2 キャラクターボーカルシリーズ01 初音ミク HATSUNE MIKU
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どのフリーソフト使うにしても覚えておいて欲しいのがDTM初心者だと
使い方が全く分からん
という事。
こういうDTM・DAWソフトを今使ってる人のほとんどが、最初は全く分からずに触ってるんだよね。
ワードとかエクセルなんか初めてでも見れば分かる部分も多いけど、こっちは分からない部分がすごく多い。
みんな結構苦労したと思うし俺も結構な時間を費やしたね。
ただ、出来たらおもしろいしそういう意味では苦労したとは思ってないけど、まともに使えるようになるまですごく時間かかったよ。
だから全然意味分からないと思って投げ出さずに、できる範囲、例えば打ち込みしたいなら単に音符置いて曲を作るだけとか、DAWならパート重ねるだけとかで少しずつやっていけばいいんじゃないかな。
このへんだけなら画面見て直感的に分かる部分でもあるしね。
そんな事もあって、初心者が初めから高価なDTM・DAWの市販ソフトを使う事は全くおすすめしてないよ。
まずはフリーソフトでどんな感じかを掴めばいいと思う。
それでそのフリーで満足できるならそれでいいし、使いたい機能が無いならそのフリーソフト自体の上位の有料版買うとか、普通の市販ソフト買えばいいんじゃないかな。
初心者でも分かりやすいように「楽譜に打ち込んで」って言ってきたけど、ホントは打ち込みにはピアノロールって言う入力方法を使うんだよね。
知らないと、俺ギターだしピアノ関係ねーよって思うよね。
俺もそう思って初めは楽譜で打ち込みしたんだけど、普通はピアノロールで打ち込みするらしくて、試しにやってみたら楽譜より簡単で速く打ち込めるんだよね。
ソフトによっては楽譜でもピアノロールでもどっちでも打ち込み出来て、楽譜に打ち込むのは知らなくてもイメージできるよね。
五線譜に音符を載せていくわけ。
ただこれだといちいち音符の長さを選んで載せたい所に載せるって作業になるんだけど、ピアノロールは五線譜のような入力画面に、音の長さをドラッグして載せる感じ。
つまり、クリック→右にドラッグという操作だけで音が載せられる。
後から修正する時もウィンドウ広げるみたいにドラッグして、音の長さを長くしたり短くしたりもできる。
しかも楽譜に馴染みがないと、特に高音になってくると五線譜のどこがドでどこがソか分からないんだけど、ピアノロールの場合横に鍵盤の絵が書いてあるから、楽譜読めなくても分かるんだよね。
他にもピアノロールの方がいろいろ便利だから、初めからそっちで慣れていく方がおすすめだね。
俺が初めて使ったMIDIシーケンサーはすごく安い市販ソフト。
ただこれはその当時フリーのMIDIシーケンサーってなかったからなんだよね。
それで 安い市販→普通の市販→フリー→ちょっといい市販 という感じで変わったね。
この辺は並行して使ってる時もあったよ。
逆に今は上でも紹介した通りフリーソフトがすごく高機能だから、特に初心者が始めるならそれで十分だし、満足できるならずっとそれでいいと思う。
市販ソフトのいいところは人にもよると思うけど、見た目、操作感、機能などでその市販ソフトを「使いたい」と思うかどうかだね。
ちょっと前の話だけど、海外のフリーソフトですごく高機能な物があったんだよね。
フリーもいよいよここまで来たかって感じだったんだけど、とにかく使いにくかったんだよね。
例えばレベル調整がスライダーだけとか(理想は数字+スライダー。他のウィンドウでも入れられるんだけど、ここでできる方が便利)、パン(左右の音量調整)のツマミが小さすぎるとか、操作感がすごく悪くてね。
高機能で色々できるのは便利なんだけど、打ち込みは他のソフトでして、それ以外はこっちっていうのも面倒で結局使うのやめたね。
あとは楽器や機材の連携が市販品の方が優れてるんじゃないかな。
その辺は必要に駆られてからでもいいよね。
そうそう、古い市販ソフトなら今のフリーウェアの方がいいかもね。
数年前ならともかく、10年以上前に出たソフトなら今のフリーウェアの方が優れてるんじゃないかな。
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