エレキギターには色々部品が付いててそれぞれのパーツに名称があるから、先に一通り覚えておく方がいいよ。
ギターの入門書なんか読んでもその辺のパーツの名前が必ず出てくるしね。
どのパーツがどんな名前でどんな役割をするのかも合わせて説明するよ。
1. ヘッド
ペグを取り付けるための部位の名前。
普段ギター弾いててヘッドがどうこうって言う事全然ない。
ほとんどのメーカーがここにロゴを入れてる。
2. ペグ
ギターに弦を張る時に巻きつける部品の名称。
こだわる人はこれにもこだわるみたいだけど、ギターの音的にはどうでもいい。
ただロック式ペグというパーツは便利だから、もし壊れた場合はロック式にする事も考えてみてもいいね。
特にネジで締めることのできないペグはチューニングが狂いやすいから、そういうパーツがあるという事は覚えておく方がいいね。
3. ナット
ギターの弦を所定の位置に引っ掛ける部品の名称。
ネジでロックできるパーツもあり、チューニングが狂いにくくなっている。
反面、普段のチューニングが面倒になる。
多くの場合付いていないけど、ロックナットに変える人もいるみたい。
また、溝が浅すぎて弦が外れる物が稀にある。
その場合はギターの調整を参照の事。
4. フィンガーボード
フレットを取り付ける板の名前。
指板と言う方が多いような気がする。
意味は同じ。
普段拭いたりしてないと手垢でベタベタになってくる。
フィンガーボード(指板)のメンテナンスを参照の事。
5. フレット
金属の棒の部品の名称で、弦とこれが接触する事で押さえたところの音が出るようにするためのパーツ。
フレットと言うと指板と思っている人もいるけど、正確には金属の棒そのものの名称。
現在は22フレットあるギターも多いため、22フレットまで使う曲も多い。
古いものを買う場合は注意が必要。
6. ネック
ボディーからヘッドをつなぐ木材の名前。
ネックが反るというのはこの部品が歪んでくる事。
また、順反りはネックの中心部が後ろに曲がっていき、逆反りは中心部が前に曲がっていく事。
若干順反りな状態になってるのが普通。
反りを調整するパーツの名前はトラスロッド。
反りのチェックや調整方法はトラスロッドでネックの順反り(逆反り)の調整を参考に。
7. ポジションマーク
何フレットであるかを分かりやすくする為のマークの名前。
3、5、7、9、12、15、17、19、21に付いていて、12フレットだけ少し違うマークになってる。
とりあえず12を最初に覚えておこう。
12フレットは開放の1オクターブ上の音になる。
8. ストラップピン
ストラップ(肩ひも)を繋ぐための部品の名称。
上にある方はトップピンとかフロントピンとかみんな言い方バラバラ。
「上のストラップピン、下のストラップピン」で普通は通じる。
また、下にある方はエンドピンと言う人もいる。
エレキギターにはどちらも標準で付いているパーツだけど、アコギは下にだけ付いているのが普通。
9. ピックガード
写真では説明しにくいけど、ボディーの上にかぶさってる樹脂のパーツの名前。
レスポールの場合はもっと小さい部品が右側に付いてる。
名目上はボディーが傷つかないようにするためのパーツなんだけど、ボディーにピックを当てることなんてないから必要ない。
レスポールの場合邪魔だから外している人もいる。
どちらにしても謎の部品。
10. ピックアップ
エレキギターの心臓ともいえる磁気コイルのパーツの名前。
マイクと同じで弦の振動を電気信号に変えて音を出せるようにしてる重要なパーツ。
これを変えると音も変わる。
ピックアップの交換方法やピックアップの仕組みと作り方も参考に。
また、コイルが一列の物(写真の物)をシングルコイルピックアップ、二列の物をハムバッキング(ハムバッカー)という。
ピックアップ自体はコイルが巻いてある部分のことで、上にかぶせてある部品はピックアップカバーという。
ちなみに、ハムバッキングの周りの枠もひとつのパーツで、名称はエスカッションと言うらしい。
ただそう言う人には出会ったことがない。
普通はピックアップの枠。
11. ブリッジ
弦の張りの終端の部品の名称。
張りの終端であって、弦の終端ではないので注意。
ブリッジミュートなどはここに手を当ててる。
ストラトはこのユニット全体がトレモロユニットという名前で、アームというパーツで音程を上下させる事ができる。
ちなみにこの写真ではアームは外してある。
オクターブチューニングはブリッジを動かして調整する。
錆びて動かない場合はブリッジのメンテナンスを参考に。
また、レスポールの場合の弦の終端部分のパーツの名称はテールピース。
12. ボディ
ギター本体の事。
ピックアップに並び、ギターの音質に関わる重要なパーツ。
オリジナリティーを出す為にペイントしたり、全体に色を塗ったり、穴をあけたりする人もいる。
過度にいじると音にも影響する為、高価なギターでは躊躇してしまう。
13. ピックアップセレクター
レスポールの場合トグルスイッチ、全体で単にスイッチと言う人もいる。
どのピックアップを使うかを選ぶパーツの名前。
普通はリア側は音がシャープになり、フロント側は高音が出にくくなる。
その為、ソロはリア、リズムはフロントというような使い分けをする場合もある。
基本はピックアップセレクターの基礎知識を、ノイズが出る、音が出ないなどの場合はピックアップセレクターのメンテナンスを参考に。
14. ボリューム&トーンコントローラー
ボリュームとトーンの調整をする部品の名称。
ツマミのパーツ自体はノブというね。
ボリュームは音量に関わるんだけど、エレキギターの場合歪みにも影響する。
なので、普通はMAXで使う。
minから上げていって調整するのではなく、MAXから下げていって調整するということ。
トーンは音質を変えるもので、MAXでは高音が出やすくなる。
こっちも普通はMAXで使う。
音質向上のために外して直結している人もいる。
15. ジャック
アンプにつなぐケーブルを接続する部品の名称。
ギター弾いててガリってノイズが出る場合は大体これ。
そういう場合はプラグジャックのメンテナンスを参照の事。
あと、ギターの弦は一番細い物が1弦、一番太い物が6弦。
ギターで使う用品などは一般的なものだけどその他に必要な物を参考に。
エレキギターのほとんどのパーツはリペアパーツを売っているギターショップとかで買えるから、自分でパーツを買ってきて交換ということもできるよ。
例えばボリュームとかのノブなんかは引っ張れば取れるからどこかに落としてきたり、割れてしまったということの多いパーツだと思う。
まぁノブに関しては気に入ったデザインの物を偶然見つけて交換したということも多いパーツかな。
通販でも買えるからそれでもいいんだけど、どういうパーツが売っているかを知りたいなら、お店に行って並んでいるのを見る方が早いから一度行ってみるといいよ。
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