エレキギターの練習ではアンプにつなぐ事ってのが良く言われるよね。
そして普段歪ませて弾いてるならクリーンでも弾くという練習方法もあるよね。
でもその逆はあまり聞かない。
歪みでの練習もする方がいいよ。
順番に説明するね。
これは言うまでもなく、エレキギターはアンプで音を増幅させて大音量にするからだよね。
だから「ちゃんと弾けてるかどうか」ってのは生音では確認しにくい。
普段生音で弾いたりすることも良くあるけど、
それは息抜きというか暇つぶしとかだからそれはそれでいいよね。
それとは別にちゃんと練習というか音の確認の為に、
アンプにつないでせめてテレビの音くらいに音量だして練習しないとね。
これは良く聞く話だから知ってる人も多いと思うけど、
ハードロックとかだと結構歪ませるし、
それで練習しててもキッチリ弾けてるか分かりにくいんだよね。
単音でもピッキングと押弦のタイミングがキッチリ合ってるかとか、
コードでも歪ませてると出てない音あったとしても分かりにくいしね。
特に難しいフレーズなんかはゆっくりの速度でキッチリ弾けてるかを、
クリーンな音で確認する方が確実だよ。
さて、一応本題でもある歪んだ音での練習。
「歪ませての練習をした方がいい」なんて話全然聞かないよね。
でもこれが意外に役に立つと言うか結構練習になる。
なぜかと言うと、過度に歪ませると「無駄に雑音が出やすくなる」からで、
そういう状況で「雑音の少ない演奏の練習」になるんだよね。
他のページでも書いてるけど、雑音の少ない演奏はプレイヤーとしてはすごくレベルが高いと思う。
だから雑音が出やすい環境で、より雑音の少ない演奏ができるように練習しようという話だね。
軽くオーバードライブかけてるくらいだと、
ビブラートやチョーキングの時に違う弦軽く引っ掛けるくらいだと、
ほとんど気にならないよね。
これが歪ませまくってるとビシャーってなってすごく気になる。
クリーンな音でアルペジオとかも、少しくらい他の弦に触れたって分かりにくいし、
なによりクリーンな音でパキパキ力強くピッキングしてたら、
雑音出たって全然分からないしね。
そこで、アンプやエフェクターを駆使して過度に歪ませまくる。
タッピングで弦押さえたら延々その音出続けるくらいまで歪ませるといいよ。
ここまでくると弦に触れただけで結構音が出続けてしまう。
これで普段弾いてる曲なんか弾いてみると、
自分がどこのミュートができてないかとかが分かるよ。
だから普段そこまで歪ませない曲弾くにしても、
たまには無駄に歪ませて練習するのもひとつの方法だよ。
それでダメなところを気を付けたり、どうしても違う弦の音が出てしまう場合は、右手の指とかピックとかで直接他の弦ミュートしたりしてるよ。
ギター始めて間もない場合は、それなりに自由自在に弾けるようになってから考えてもいいね。
もちろん最初からキッチリとした弾き方ができるならその方がいいんだけど、
弾く事自体に慣れてないのに、雑音の少ない演奏をしようとすると、演奏が小さくなってしまうんだよね。
大体流れとしては
ギター買いました → チョーキングとかの奏法が一通り出来ました → 楽しく弾けるようになりました →
難しいフレーズとかも弾きはじめてます → 雑音が気になるようになりました
くらいだと思うんだよね。
それくらいなら右手左手どちらのミュートもできるようになってると思うし、
雑音の少ない演奏を目指すならそれくらいが丁度いいと思うよ。
余談だけど俺はつい歪ませすぎる傾向にあって、よく人から「歪ませすぎ」って言われてしまうんだよね。
自分だとなかなか気付かなくって、それでゲイン少しくらい落としても実際の弾く音はあんまり変わらないんだよね。
ギター仲間と合わせてて「雑音多いね」って言われる時なんかはまさに上で書いた通りで、
歪ませすぎてるから雑音の少ない演奏が難しいんだよね。
人と合わせる時にそんなに歪ませる必要ないから、「あ、忘れてた」と思ってゲイン戻すと、
一気に「雑音の少ない演奏が出来てる」と言う事は分かってもらえるね。
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