ギターをちょくちょくアンプにつないでるとそうでもないんだけど、アンプにつながなかったり、放置してるギターを久しぶりにつないでみたら、ノイズや雑音が入ることは良くあるよね。
ギターのジャックのメンテナンスは5分もあればスッキリ直るからたまにはやっておこう。
あと、特にジャックは比較的外すことが多いからネジが抜けやすくなったりするんだけど、そうなったらネジを抜けなくする方法で簡単に直せるよ。
基本は接点復活剤を使うメンテナンス。
写真の左がギターメーカーフェルナンデスの接点復活剤で、右がCRC556で有名な呉工業の物。
フェルナンデスのはギターを売ってる店にあって、呉のはホームセンターで売ってるよ。
これをプラグに吹き付けて、ジャックへ抜き差しを何回かする、というやり方。
手のひらくらいの布やティシューを用意しておいて、そこにプラグを置いて接点復活剤をスプレーして、その布でプラグを拭いたりもしてる。
普段はギターのジャックにしかしないんだけど、ライブ前とかスタジオに行く前とかにはエフェクターも含めて全部のジャックに同じことをしてるよ。
音響機材でも使うのが基本なくらい使ってるから、もし持ってないなら買っておくといいよ。
ジャックからの雑音をすごく楽に、すぐ改善できる。
自分の家で弾いてるだけならいいんだけど、出先で弾く時にガリ音が出たり音が出ない場合に、どこが原因か分からないというのはわりと致命的だから、自分の環境は正常にしておきたいんだよね。
コンパクトエフェクターをいくつも使ってると結構多くのジャックをしないといけないから面倒だけど、ある程度定期的にやってると、ひとつのジャックに付き1〜2回シュコシュコするだけで維持できるから、
めんどくさがらずにジャックメンテするのがおすすめ。
まぁ本格的にギター弾くようになったり、録音するようになったら自然とするようになるよ。
接点復活剤だけで直らない場合は、ジャックを取り出して直してみよう。
ここはストラトキャスター系でもレスポール系でも基本は同じ。
ジャック部分のネジを外すだけで取れる。
あとは、写真赤丸部分のところをキレイに拭くだけで雑音がなくなるよ。
ジャックの状態が悪い場合は、濡れた布や接点復活剤を付けた布で良く拭いて、更に乾いた布でこするように良く拭く感じかな。
まぁとりあえずちょっと拭くだけでもだいぶ良くなるよ。
ジャックの穴の内側もマイナスの接点になってるから一緒に拭いておこう。
ついでに、プラグを挿す時に固い、抜ける、という場合は、この金具を少し曲げておこう。
あまり何回も曲げると折れるから注意ね。
そういえばケーブルに触るたびにブツッブツッってノイズ入るギター見たことあって、キレイに拭いたつもりでも直らないからジャックのマイナス(穴の方)を良く見てみたら接点部分が錆びてたんだよね。
聞くといつもケーブルを挿したまま置いてたらしい。
それでジャックが錆びるのって稀だとは思うんだけどね。
ジャックのマイナスの接点部分って穴全体じゃなく、プラスの接点に押されてリングの反対側に当たる部分だけなんだよね。
で、このギターの場合接触する半円部分に線状に錆がついてた感じ。
錆びた部分だけ上手く削り落とせたから雑音も出なくなったし、もし似たような事あったら参考にしてみて。
エレキギターで一番断線するところってジャックじゃないかな。
写真では分かりにくいかも知れないけど、要はプラスとマイナスしかないから、切れたケーブルを元通りジャックに接続するだけだね。
ジャックを交換する場合も同じように結線するだけなんだけど、一応説明するとこの写真の場合、黒がマイナスで白がプラスね。
黒がつながってる方がジャックの輪の方につながってるでしょ。
白の方は分かりにくいけど、プラスの接点部分につながってる。
線の色は普通は白と黒なんだけど、そうじゃない物もあるんだよね。
でも輪につながってる方がマイナスになる事さえ覚えておけばいいよ。
断線の修理方法なんだけど、理想はやっぱりハンダ付けなんだよね。
もし無い場合でも、単にケーブル通してビニールテープを巻くだけというのはやめた方がいいよ。
早いと明日にはノイズ出るよ。
無い場合はボンドや接着剤を配線の接続部分に盛って固める方がまだマシだね。
その場合でも、ケーブルの被膜を長めに剥いて接続部分にグルグル巻いてから留める方がいいね。
ビニールテープを巻くなら同じようにしてからテープを巻いて、その後お菓子の袋留めてる針金あるでしょ。
あれをビニールテープの上からクルクル巻いてギュッと留めておくとだいぶ強くなるよ。
もしこれでまた断線するような事があっても、自分でできるならいつでも修理できるしいいよね。
あと、完全に断線してるわけじゃないけど切れそうになってるなら、一度切断してつなぎなおす方がいいよ。
切れかけだと動かす度に触ったり離れたりして雑音出る時もあるしね。
ギターにもよるかもしれないけど、普通はストラトキャスターでもレスポールでもジャックのみの交換ができるよ。
ジャックは電子部品売ってる店にもあるけど、ホームセンターに置いてる事もあるね。
固定板ごと交換したいならギターのリペアパーツ売ってる楽器屋さんに置いてるよ。
ジャックを交換する時だけど、レスポールはプライヤーなどで摘みながら回すだけだから簡単。
ストラトキャスターはナットをプライヤーではさみにくいんだよね。
この場合はどうせジャックは交換するんだからリードを先に両方切ってしまって、ナットは上手くはさめなくてもプライヤーなどでグッと押さえながらジャックの接点側を回すと取れるよ。
配線は上で書いた断線修理と同じだね。
固定板ごと交換しようと思うとちょっと値段もするんだけど、プラグジャックのみなら100円程度なんだよね。
こんな金額だから雑音出るならとっとと交換する方がいいよね。
といっても買いに行くのが面倒だから俺は拭いて直す事の方が多いし、友達のギターとかもすぐ拭いてあげるけどね。
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ストラトはジャック部分が全部金属だからいいんだけど、レスポールは何故かジャックの固定板が樹脂の物も多いんだよね。
樹脂なんか放置しててもそのうちひび割れるし、ケーブルつないでスタジオとかで練習してると引っ掛ける時もあるし、そのうちやっぱり割れるんだよね。
だからあれほど樹脂はやめとけと!!!
まぁ言ってないんだけど、とりあえず樹脂はもう取ってしまえばいいよ。
そして代わりとなるもので留めるわけだけど、樹脂程度の強度でいいなら、金属なら結構薄くても大丈夫。
アルミ板や銅板の薄いものならハサミでも切れるし、簡単に同じものが作れる。
ネジを通す穴は先がなるべく尖った細いドライバーなんかをハンマーで叩けば簡単にあくよ。
突き通すから土の地面の上なんかで叩く方がいいね。
で、金属で作ったジャックの固定板が右の写真。
あまり覚えてないけど、1995年くらいに直したやつ。
それ以来なんのトラブルもないからとっとと樹脂とおさらばして良かったよ。
ストラトキャスターの場合同じ形にしようと思うと難しいし、交換するほうがいいかな。
ギターが新品の時ってケーブル挿して、触ったり回したりしてもノイズ出ないけど、そこそこ使ってるとどうしても出るようになるんだよね。
普段からできる事で言えばケーブルのプラグに接点復活剤付けて、ジャックに挿してクルクル回す感じ。
その後プラグの接点部分をキュッキュっと拭いておけば両方いい状態を保てるね。
それでも直らない時も多いんだけど、ジャックの修理は簡単だから、特にライブ前や録音前にはメンテナンスしておく方がいいかもね。
プラグ触ってノイズ出るなら、弾いてる時に気付かない程度だとしてもノイズ出てる事もあるからね。
ガリ音とは別に、サ〜〜〜って言う音が酷い場合はエレキギターの改造を参考に。
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