早弾きはギタープレイヤーとしてはひとつの花で、もっと速く弾けるようになりたいと思っている人も多いはず。
俺もずっとそれなりに速い曲が弾ける程度だったんだけど、世界トップレベルギタープレイヤーのいわゆる超早弾きなんかも弾けるようになったコツや練習のやり方を紹介するよ。
色々細かい事も書くけど、どれも早弾きするなら大切なコツだと思うから、やる気があるなら読み飛ばさずに目を通してみて。
このページで言う速いフレーズってのは大体口で言えないくらい以上の速度。
その辺は速さについても目を通しておいて。
基本的なギターの早弾きの練習方法は、早弾きの基本練習方法を参考に。
で、口で言える程度の速さのフレーズでもまだ弾けないって場合は、先に初心者・上級者共通練習方法をやる方がいいよ。
特に元のテンポより速くギターを弾く練習ってのは必須だよ。
あと、ここで書くのはフルピッキングでの早弾きね。
ハンマリングとプリング主体の左手に依存する早弾きはまた別なんだけど、共通するコツもあるから参考にしてみて。
あまりに細かく書きすぎてこのページ長くなったから何書いてるかまとめると
と言う感じで大切だと思うことから大体順番に書いてる。 もし気になるところがあるならそこまで飛ばしてみて。
いきなり一番大切な事から書くよ。
ギターの早弾きで重要なのは、速度はもちろんだけど右手のピッキングと左手の押弦がピッタリ合う事だよね。
当たり前って思うだろうけど、多くの人が速さそのものよりもこれが出来てない。
だからこそ出来るようにって思うんだけど、漠然と早弾きの練習してても全然できないんだよね。
そこに足りないのは感覚で、右手と左手がそれぞれテンポに合わせて弾けている感覚をしっかり意識する事が重要なコツ。
例えば超早弾きなんかだと左手は勝手に動くからそれになるべく合うようにピッキングするような感じだと思うけど、
これがすでに間違いで、いくら速いフレーズでもひとつの指をそのフレットをちゃんと押さえてる事を意識してる。
いくら速くても一音一音ちゃんと意識してる。
他のページでも書いてるけど、ほとんどの人は左手だけなら早弾きできるんだよね。
ただこれがフルピッキングになってくると合わない。
こういう場合、速度についていけてないわけじゃなくて、左手が先走ってるんだよね。
右手はテンポ通りなのに、左手が先走ってほんのちょっと速く押さえて離してしまってるとかね。
早弾きだとほんのちょっとずれるだけで音は出ないよね。
もちろん、遅めにずれてる事もあるかもね。
ここでさっき書いたことなんだけど、左手の押弦を一音一音テンポピッタリ合うように意識して弾く。
速すぎて一音一音確認しながら弾けないよ!って思うかもしれないけど、やればできるよ!!!
俺の場合はある日突然その感覚が分かるようになって急に弾けるようになったんだけど、すごく集中してたのは間違いないね。
なんていうかアドレナリン出まくりというか、物落としそうになった時スローモーションみたいに見えたみたいな感覚。
まぁその辺はともかく、右手がすでに上手くできるなら、左手をピッタリ合わすことで弾けるようになるよ。
で、最終的に体で感じるテンポと左手右手がそれに合わせてキッチリ動くのを意識できるようになると、右手の限界速度の早弾きまでは弾けるようになるよ。
ついでに言うと、そこまでの早弾きになるとウォーミングアップじゃないけど、テンション超高めてないと弾けないね。
ギターの早弾きで重要なのはテンポ、左手、右手の3つのうち何を優先するかと言えばテンポなんだよね。
例えば曲に合わせて弾いてて、速いフレーズになると遅れる、というのは全く間違った練習方法。
「速すぎて遅れちゃう」ってのが間違いって事ね。
ゆっくりで練習して速くしていくっていうギターの早弾きの練習方法をしている典型的なパターンだね。
この場合、ミスや適当になってしまっても「テンポ通り弾ききる」ってのをおすすめしてる。
これをしっかり聞きながらとか、録音してあとで確認するとかして、ダメなところを理解して修正していくってのがいいよ。
ただ、自分にとってあまりにも速過ぎて全く弾けそうもないフレーズでこういう練習しても、まったくデタラメにしか弾けないからもうちょっと先の話になるね。
早弾きの練習の前に、正確かどうかは別として左手だけでテンポ通り押さえられてるかどうか確認する方がいいね。
右手は使わずに左手の押弦だけやってみる。
曲に合わせて弾けることが重要だから、音楽に合わせて左手だけでフレットを押さえていく。
速いフレーズの出だしピッタリ、終わりピッタリとなってるかが重要。
とりあえず上で書いた一音一音ってのは後回しでいいから、速いフレーズの最初から最後までを曲に合わせて付いていけるかって事ね。
左手と右手どっちがダメなのかも分かるし一度はやる方がいいね。
速いフレーズだと口で言えないんだけど、なんとなくなら言えるよね。
「テンポ通り弾く」という練習方法は、まずそのフレーズを何回も聞いて、口で言えるように覚える。
覚えたらスコア見ながらとかフレット押さえる場所目で追いながらとかで、「小節ごとなどで、どのタイミングで進行しているか」を完全に覚えこむ方がいいよ。
これはギターの早弾きが得意な人に共通するコツだね。
覚えたらなんとなくでいいから適当に弾きながらテンポ通り弾くイメージを叩き込む。
この時の適当に弾くってとこはほんと全くでたらめでもいいよ。
右手も左手もガチャガチャ適当に動かしてるだけでいい。
それか、小節ごとの一番最初の音だけを曲に合わせながらテンポ通り弾くとかね。
こういう感じでどのタイミングでその音を弾くか、ピッタリ合うように覚えるわけ。
まぁイメージトレーニングみたいなもんだけど、これが早弾きでは結構重要なコツなんだよね。
こういう練習方法をやってる人って他に見たことないし、すごく少ないかもしれないね。
俺よりギター上手い人が早くて弾けないっていうフレーズを弾いてみた時に、そうしてでたらめで練習してたら、「それ雰囲気だけで全然弾けてないじゃない」って笑うんだよね。
でもそれは単に練習で、弾く場所覚えてテンポ通りのタイミングを叩き込んだら、あとは左手と右手しっかりテンポに合わせて弾くだけでいいから、5分もあれば弾けたんだよね。
「さっきまであんなに適当だったのに、なぜ急に弾けるようになった」って言うの。
その人もすごく上手いんだけど、早弾きに関しては普通にゆっくりから練習してるみたいで、極端に速いフレーズ弾けるようになるのにすごく時間かけてるみたいだから、
「どんな練習方法だよ!」ってビックリしてたね。
初めゆっくりでだんだん速くしていくって方法だと、一生懸命付いていけるように何回も弾いてみては弾けてないから少し速度落として、
でまた速くしてって繰り返しててもホントいつ弾けるようになるか分からないよ。
とにかく一気にその速度で弾くタイミングを叩き込んで、ダメなとこ修正していく方がずっと早いね。
ミスるとこって移弦とか大体決まってるし、人によって得意不得意ってあるから、そのダメなとこのみに集中すると結構あっさり弾けるんだよね。
ギターの早弾きの練習方法って、一息つけるとこまでのワンフレーズごとに練習するよね。
で、それを更に1拍ごとに区切って練習、できたら次の1音や1拍をつなげて練習って感じ。
それなりに速いフレーズくらいならこれで十分なんだけど、それよりももっと速いフレーズになってくると、もっと細かく切って練習してるね。
例えばドレミファソラシドと弾く場合、最初のドレミをテンポ通り弾けてるか確認しながら何回も弾いて、
1音1音がちゃんと出てるなら今度はドレミファまでを同じように何回も弾く。
1音ごとに音が出てるのを確認できたら、ドレミファソまで・・・、ダメな時はそこまでを何回も弾いたり、ひとつ音を戻って弾いたり。
という風にこれを最後の1音まで1音ごとにやるわけだから、
ドレミ
ドレミファ
ドレミファソ
ドレミファソラ
ドレミファソラシ
ドレミファソラシド
っていうのをそれぞれ10回とか繰り返してやってるね。
これはそのフレーズをすでに指が覚えてる事が前提だし、上に書いてるようにテンポに収まるようにワンフレーズ弾けてることが大切で、その後にこういう練習方法をやってるよ。
練習でもあるし、確認でもあるね。
ついでにピッキングのアップ・ダウンが正しく終われてるかも確認してるね。
ざっと言うと、指が覚えるまではそのワンフレーズ全体を何回も弾いて、覚えたらテンポに収まるように何回も弾く。
で、ここまでは正確に弾けてるかは全くどうでもよくて、かなり適当にやってる。
その後に上の練習方法で完成度を高めてるって感じ。
これはウォーミングアップとかテンションを上げる事と似てるんだけど、自分の得意なフレーズでいいから右手の最高速度でピッキングする早弾きの練習方法がおすすめ。
例えば俺がやってる方法は、まず開放を右手の最高速度でピッキングしまくる。
その後、その速度で得意なフレーズを弾く。
これをしておくと実際に曲に合わせて何か弾く時はもっと遅いから余裕できるんだよね。
ボールの縫い目が見えるくらい余裕できるよ。
この早弾き練習をやる時に俺が気をつけてるのは、そのフレーズを頭の中でタタタタと思い浮かべながら弾くんじゃなく、テンポを刻んでる。
例えばテンポ200なら200くらいのテンポを頭の中でタンタンタンタンと刻みながら、そのフレーズを弾いてる。
普通はフレーズを刻むでしょ。
これだと速度がフレーズ依存になるんだよね。
テンポを刻むとテンポ通り弾けるから、上にも書いてる通りテンポを一番重要視してる。
で、実はこっちの方が右手と左手のタイミングが合わせやすいんだよね。
これで右手の最高速度で正確に弾くウォーミングアップをしておくと、速いフレーズを弾くのにも余裕できるよ。
テンポ通り弾けないフレーズなんかも、右手と左手は勝手に弾かせて、頭の中ではテンポ刻んでみるといいかもね。
こういうのって感覚だから説明するの難しいんだけど、漠然とレロレロピッキングしてるんじゃなくて、こっちも一音一音しっかりと意識してカカカカって感じでピッキングして、
左手はそれにピッタリ合ってる事が大切なコツだね。
例えばドラムでスネアを両手で叩く時、ピッタリ合うと両手に同じ感触が伝わるんだけど、これがほんの少しずれてると右手左手に伝わる感触はちょっと違うでしょ。
意識としてはそれが近いかなぁ。
とにかく一音一音ピッタリ合っている事。
ピッタリ合うようになると、「右手のピッキングした感触」と、「左手で弦を押さえた瞬間に弦がピッキングされた感触」が同時にできてることが分かるようになるよ。
それと、左手に右手を合わせようとする人もいるかもしれないけど、
実は右手に左手を合わせるほうがずっとやりやすいんだよね。
結局ピッタリ合わせるわけで同じ意味のように思うかもしれないけど、弾く時の意識の問題で、超早弾きで左手の動きに一生懸命になってしまってると、
右手のタイミングがおろそかになってるんだよね。
これを右手のピッキングに合うように左手を動かすといいよ。
まぁ左手は勝手に動くから単に「タタタタ・タタタタ」というフレーズにピッタリ合うように右手を「カカカカ・カカカカ」と同じテンポで弾くように意識すればいいかな。
その辺の左手の動きは下の「左手について」でも書いてるから読んでみて。
もちろん右手が速いフレーズについていけてるかどうかってのが一番大切だから、開放でいいからそのフレーズの速度で右手がついていけてるか確認するといいね。
要は遅い方に合わせようって事だから、普通はいないけどもし右手の方が速くピッキングできるって場合は左手に合わす方がいいだろうね。
右手が遅れてるなら弾き方考え直さなきゃいけないから、下の事とかも参考にしてみて。
実際のところは右手も左手もテンポにピッタリ合わすわけだから、どっちをどっちに合わすというよりホントは全てが同時なんだけどね。
ギターの早弾きでピッキングする時の右手の動かし方ってたぶん3種類あるんだよね。
・ 1つ目がほとんどの人がやってる方法で、手先を回転させるようにピックを振る。
コードストロークとはまた違って、ホント手先だけを小刻みに震えさせるような感じ。
大体はこれだと思うし、俺も普通はこれで弾いてる。
・ 2つ目が手先は腕と固定して上下に小刻みに動かす。
メタル系なんかのブリッジミュートの刻みと同じ方法だね。
・ 3つ目が指先だけを高速で動かす。
これは俺も試しにやってみたんだけど、そこまで速く動かす事ができなかったからやめたよ。
この中でそれなりの早弾きなら1つ目の方法で弾けるんだけど、それ以上になると俺は無理で、その場合2つ目の方法で弾いてる。
俺は刻みまくってたからこっちの方が得意なんだよね。
メトロノームがテンポ250までしかなかったからそれ以上は分からないんだけど、その速度で4連符を刻み続ける事ができるから得意といってもいいと思ってる。
(今気付いたけど8連符でテンポ125以上を弾けばいいんだね・・・)
手と腕を固定してとは書いてるけど、実際に腕を上下に振ってるわけじゃなくて、手先と腕が一緒に小刻みに震えてるような感じ。
といってもガッチガチに手と腕が固定されてるわけじゃなく、この時も手先、特に指先は柔軟に動いてて、デタラメにケイレン連打してるわけじゃなく、キッチリ必要な分だけピッキングしてるね。
腕に力は入ってるけど手先はプランプランだね。
ただ、この方法で何もかも弾いてるわけじゃなくて、その場その場で1つ目と組み合わせてやってる。
これは俺がやってるピッキングのやり方であって、みんなそれぞれ得意なやり方は違うと思うから、色々試してみるといいよ。
これは人によって多少の差は出るだろうけど、基本は結構リラックスしてる。
右手のコツって色々あるけど、たぶんこれが一番大切なコツじゃないかな。
俺だけかもしれないけど、速ければ速いほど腕に力は入るけど、手先はあまり力を入れてない。
指先はもちろんだし、手の甲や手のひらなど、手には全然力入ってないよ。
どこかに力が入ってしまうと弾きにくくなるね。
上でカカカカッとピッキングするような事書いてるけど、実際にはベンベン弾くほど強くは弾いてないし、特に俺はルルルルって感じで、流れるような感じの方が近いね。
超早弾きフレーズなんかでも人によっては結構ベンベン弾く人もいるし、そういう人と比べると俺はすごく小刻みに動かしてる。
これはどっちがいいとかじゃなくてやりやすい方でいいと思うよ。
俺は小刻みの方が楽だしやりやすいからそうしてるけど、大きく弾ける方が伸びしろはあるよね。
話それたけど、とにかく重要なコツは右手の手先は結構リラックスしてるって事ね。
その中でもピックを持つ指先は微調整をするために常に柔軟な状態だね。
これもギターの早弾きが得意な人に共通するコツじゃないかな。
例えばピックを持つ強さなんだけど、親指と人差し指でソっと挟むくらいでも早弾きはやりやすい。
ピックを垂直に持つと落ちるくらいソっと持ってても弾きやすいね。
実際にはもう少し強く持ってるね。
ただ強く持ちすぎると逆に弾きにくい。
ギュっと持ってしまうとピッキングの感触が分かりにくいでしょ。
軽く持つ方がプチプチ弾く感触が良く分かるから、何もかも合わせやすいし正確に弾けるね。
どれくらいと聞かれても答えるのが難しいんだけど、ごはん粒さえ潰せないくらいの強さで持ってるかなぁ。
とにかくピックを強く持つと弾きにくいのは間違いないよ。
ギターの早弾きの練習方法って何回も何回もそのフレーズを繰り返して弾くけど、やればやるほどだんだん右手に力入ってくるんだよね。
俺の場合一度こうなると力が抜け切らないのか右手が疲れてるのか分からないけど、いつも通り弾けなくなるから一度休憩したりしてるよ。
これはギターを弾き続けるなら永遠のテーマかも知れないね。
ピックの正しい持ち方の下の方にも書いてるけど、俺の弦に当てるピックの角度は「わずかに角度が付いている」。
ただそれは常にってわけじゃなくて弾くフレーズで変わったりするんだよね。
例えば2弦以上離れた場合の速い移弦は並行にしてる。その一音だけね。
この時に角度付いてるとわずかに触るだけになってしまって、音がくっきり出ない時あるんだよね。
でも連続して移弦する時は逆に角度は付けたままにしてる。
例えば1〜4弦を1音ずつ弾く速いフレーズみたいなのだと角度は付けてるね。
で、そのページでも書いてるけどこれだって答えがなくて、その人自身が色々模索して弾けるパターンを見つけないといけないんだよね。
ギター弾くとこ見れたらアドバイスもできるんだけど、そういうわけにいかないからね。
開放でいいから1本の弦を高速で弾き続けると、弾きやすい角度を見つけられるくらいかな。
それでもフレーズによっては色々変える方がいいから一概には言えないよねぇ。
ただこれは弾きやすさとは別に音も関係するからホント、バラバラだと思う。
弾きやすさだけに絞っていうと角度はそんなに変わらないよ。
平行でも少し角度付いてても思いっきり角度付いてても、弾きやすさはそんなに変わらない。
そこそこ早弾きできるようになると、斜めに当てる方が弾きやすく感じたりするけど、もっと正確にピッキングできるようになると角度はあまり関係なくなってくるんだよね。
これはこのページを読むほどギターの弾ける人に言うことじゃないかも知れないね。
たぶんみんな自分にとって良い方法を見つけられてると思うからね。
一応書いておくと、俺の場合ピックを弦に当ててる深さはほんのわずか。
上の右手の力で書いた事も関係するんだろうけど、俺は小刻みに弾いてるからこうなんだろうね。
速くてもベンベン弾く人はもっと深く当ててると思う。
右手が付いていけないなら、ピックを当てる深さを浅くしてみるといいかもね。
まぁそれで空振りする事もあるんだけどね。
これは俺も謎なんだけど、ピックを持つ深さって大体みんな同じくらいじゃない。
俺も普段はそういう普通くらいの深さで持ってるんだけど、調子のいい時ほどなぜか浅く持つ方が更に調子が良くなるんだよね。
でも普段から浅く持ってて調子いいかっていうと全然そんな事なくて、調子良くもないのに浅く持ってると逆に弾きにくかったりする。
ギターの超早弾きとかになってくるととにかく移弦でミスるよね。
例えば1弦15フレットからソファミレ(レは2弦15フレット)って弾く場合、ソファミミみたいな感じ。
隣の弦ならまだマシなんだけど、2弦以上離れてくるとますます厳しいよね。
これ自体はコツってなくて練習するしかないと思うし、逆に練習すれば出来るようになることだと思うよ。
俺もこれは練習しなくてはって思って、6、1、5、2、4、3弦っていう順番とかの早弾き練習してみたりしたけど、クソ面白くないんだよね。
続けたら上手くなるかも知れないけど、ホントクソつまらないんだよ。
で、結局何したってわけじゃないんだけど、他のページでも書いてるけど俺はクラシックも好きで、いろんな曲弾いてみたんだよね。
元々ヴァイオリンとかピアノとかで弾きやすいように曲書いてるから、これをギターで弾くと移弦激しくてなかなかいい練習になったよ。
もちろん同じようにしろってわけじゃないんだけど、日本の音楽ってメロディアスというか、音が順番になってる場合が多いんだよね。
ドシラソファミレドみたいに降りていくパターンだと、どうしても弦は隣隣にしか行かないから移弦のいい練習方法とは言いがたいよね。
海外のギタープレイヤーの曲を弾く事も薦めてるけど、日本のギタープレイヤーでも移弦の激しい曲やってる人がいるなら、そういう人の曲弾くのもいいね。
楽に弾ける曲の場合、ピッキングする時って右手は少なからず弦から遠くなったり近くなったりするよね。
ただこれが超早弾きフレーズになってくると、ピックを上げてる暇がない。
だから右手の弦からの高さというのは早弾きフレーズを弾いてる時はほとんど変わらなくて、その状態で6弦〜1弦までを移動してる。
ピッキングする時に右手はギターから離れたり近づいたりせず、例えばギターを寝かせてブリッジからヘッドを見る状態で、右手の高さは変わらず平行に左右に移動するということね。
慣れないと移弦する時に違う弦に引っ掛けてしまうけど、とりあえずミュートしておけばいいし、
俺はウォーミングアップが終わるまでは常にそんな状態だよ。
ちなみにウォーミングアップ中は、違う弦に当てないように意識してるわけじゃなくて、逆に違う弦に引っ掛けてもいいから、先に出したい音がキッチリ出るようにやってる。
例えば1弦1音弾いて次2弦という時は、1弦はダウンで弾くから、次の2弦はアップになるし、この時に1弦はミュート状態で当たる、ということ。
ただウォーミングアップが進むと最終的に1弦には当たらなくなるよ。
こうしてる理由は、移弦時に1弦に当たらないように意識してしまうと右手の高さを上げてしまうんだよね。
そうなると次の2弦が遅れてしまっていつまで経ってもその速度で弾けないから。
1弦当ててもいいやと思ってると速度的には付いていけるから、そこから右手の高さを上げずに空ピッキングできるようにしてる感じかな。
ギターの早弾きの中でも中途半端に速いフレーズって意外に弾きにくくて、そういう場合俺は左手の指の動きを大きく(遅くなるように)してタイミングを合わせてる。
そういえばそれを見た人に「左手がバタついてるからもっと動きを小さくした方がいい」みたいな事言われたことあるけど、全然違うんだよね。
左手に余裕があって速く押さえすぎてしまうのを防ぐ為にわざと左手の指の動きを大きくしてるだけなんだけどね。
要は手拍子と同じで、テンポに合わせて手を広げる方が手拍子しやすいでしょ。
テンポが速くなるほど手拍子の広げる幅が狭くなるのと同じ。
これは上の「右手のタイミング」に書いてる通り、右手のピッキングに左手を合わすため。
当然超早弾きフレーズになればなるほど指の動きは小さくなるし、そこまで行くと指はほとんど浮かないようになるよ。
で、もしあなたが「左手の動きが大きいから、動きを小さくする練習」ってのをしようと思ってるなら全くする必要はないよ。
速いフレーズになればなるほど、どんな人でも指の動きは必ず小さくなる。
「動きが大きい」から弾けないわけじゃなく、むしろそれは「余裕がある」という方が近いね。
左手が追いつかないって思うならそれは下に書いてる「左手の限界」に当てはまるかもしれないからそっちも参考にしてみて。
早弾きの時の左手の力なんだけど、これも右手と同じく力は全然入れてない。
これはエレキだからこそできることかもしれないね。
同じことをアコギでやろうとすると厳しいね。
つまり早弾きの時は左手にはほとんど力が入っていない状態で、軽やかにと言うイメージがピッタリだね。
力入ると全然ダメになるね。
弦を押さえてるというよりもタッピングの方が近いかなぁ。
右手でタッピングする時って指に力って入ってないよね。
どちらかと言えばそれに近いかもしれない。
でもちょっと違うような気もするなぁ。
とにかく力は入れずに、軽やかに、軽快にというイメージかな。
薬指と小指を交互に速く動かすのって誰でも苦手だよね。
一瞬で薬指・小指とかその逆に1回だけ動かすのは誰でもできるんだけど、それが連続して何回もってことになると全然できないよね。
これって人間の手の構造からしてすごく無理がある事なんだって。
だから人差し指・薬指・小指・薬指って押さえるような4連符を連続で弾くのは難しいというよりも無理があるって表現の方が近いみたいだね。
手っ取り早いのはそれを人差し指・中指・小指・中指とするような話。
薬指・小指の動きがどうしても無理でも、中指に変えれば弾けるし、少しくらい押さえる場所が離れてもこっちの方が断然弾きやすいね。
そりゃもちろん薬指・小指で弾けたらその方がいいけどさ、超早弾きとかだと限界までやってるんだし、指にこだわってる場合じゃないよね。
速度的な話なんだけど、同じテンポなら4連符の方が音がひとつ多い分難しくなるよね。
これがどれくらい違うかと言うと、テンポ200で3連符の場合、4連符はテンポ150で同じ速さなんだよね。
結構違うでしょ。
テンポ150と言えば一般的なロックの速度なわけだし、それで4連符が弾けてるって事ならテンポ200の3連符も速度だけで言えば弾けるってわけ。
ただ、イメージ的にテンポ200で3連符の方が速いような気がしない?
ブリッジミュートでパワーコードをダウンだけで弾くってのもその速度になるとしんどいしさ。
誰かがギター弾いてるのを見てもテンポが速いほうがすごく早弾きしてるようにも見えるしね。
テンポ150の4連符は難なく弾けて、テンポ200の3連符が弾けないってのは単に焦ってるだけなんだよね。
もしこれ見て初めて、え、そうなの?と思ったなら、弾いてる曲の中で上で書いてるようなテンポのフレーズを比較してみるといいよ。
テンポ250とかになるともう速すぎて全然弾けない!って思うかもしれないけど、それが3連符の場合、テンポ125の6連符なわけだし、4連符ならテンポ190くらいなんだよね。
そう思うと、え、そんなもんなのって思えるし、それなら弾けるような気がするでしょ。
もちろんそんな計算どおりにいくわけじゃないし、テンポが速ければ速いほど難しいフレーズの前後のつながりとか、
特に入る瞬間のタイミングなんかはよりシビアで難しくなるわけだけど、とにかく速すぎて弾けない!って思い込まない事も大切なコツのひとつかな。
これはギターに限らず、ベースやドラム、他のどんな楽器にも言えることだね。
例えばダウンピッキングでタタタタ・タタタタの後にトゥルルルって感じで早弾きフレーズが来ると弾けない場合の話ね。
早弾きフレーズの方だけ弾くと弾けるんだけど、なぜかタタタタから弾くとミスったりするのは、ほとんどの場合ピックの寝かせ方が悪いんだと思うよ。
タタタタの部分がダウンで弾ける速度だと普通はダウンで弾くでしょ。
で、続けて速いフレーズを弾く時にピックがダウン用の角度、つまり寝かせてる状態のままなんだよね。
解決方法のひとつは、ダウンのみで弾けるとこをダウンアップで弾く。
これなら速いフレーズに入る時でもピックの角度は悪くないしね。
ただ、タタタタの部分がブリッジミュートで弾く場合って結構あるし、そういうのって音的にダウンのみで弾きたいよね。
こういう時はダウン直後の速いフレーズに入る瞬間に、意識してピックを早弾き用の角度に戻す。
たったこれだけで急にできるようになるから試しにやってみて。
ここを読むほどの人に今更説明の必要は無いかも知れないけど一応書いとくよ。
ピックって弾けば弾くほど削れるよね。
で、削れた部分、弦との接触部分は削れるとガリガリになるんだよね。
そうなると超速いフレーズなんかはピックが滑らかに滑ってくれなくて弾きにくくなってくるから新しいのと変える方が良いよ。
勿体無かったら早弾き練習用の新しいピックと普段用の削れたやつ使い分けたりするといいね。
全く同じ理由で弦がガリガリになる事もある。
放置してて錆びてガリガリってのは論外だけど、普通に弾いててもガリガリになるんだよね。
ピックが削れるって事は弦が削り取ってるわけだから、弦にピックの削りカスが付くんだよね。
これは単純に拭いたり爪でカリカリすればOK。
弦が新品の時はなりにくいんだけど、そんなに頻繁に交換するのも勿体無いしね。
余裕で弾けるとこはどうでもいいんだけど、超早弾きとかになるとこれだけでも結構違うんだよね。
なんか今日調子悪いなーって時はこのふたつチェックしてみるといいよ。
案外それでいつも通り弾けるようになったりするよ。
これは早弾きのコツではないけど、関係する話。
左手の限界って、要は1本の指でどれだけの速度で押さえられるかなんだよね。
例えば左手だけでテンポ250で1弦ごとにドレミ・ファソラ・シドレの3連符が限界の場合、同じくテンポ250で1弦ごとにドレ・ミファ・ソラ・シドと同じ速度で弾くのは無理だよね。
どういうことかと言うと、一瞬で1本の弦を3音押さえるのは誰でもできる。
問題はテンポ通り次の1音に最初に押さえた指が移れるかどうか、なんだよね。
1弦に3音あるのと2音あるのとでは2音の方が最初に押さえた指が次の場所を押さえるまでの時間が短いって事。
だから同じテンポで1弦に3音で次の音に移る事が限界なら、これが1弦2音だと絶対に間に合わないよね。
結局のところ左手の指の連打が限界速度まで行ってしまうと、そこが左手の早弾きの限界になる。
上みたいな例でどうしても左手が間に合わないって場合は、押さえる場所変えるしかないよ。
某ミュージシャンの曲で、4弦と3弦で3音ごとに交互に弾くフレーズあって、左手を思いっきり広げても届かないほど無理な押弦でヘッド近くからハイポジションまで弾くんだけど、
なぜそんなフレーズにしてるかというと、実はこれペンタトニックスケールで、1弦あたり2音ずつ弾きながら6弦から1弦まで弾くのと同じなんだよね。
ただ、これだと上に書いてることと同じで1弦に2音しかないから左手がなんだこれというほど忙しくなるんだよね。
それなら左手をおもいっきり広げたらなんとか押さえられる4弦3弦のみで横に移動しながら弾く方が楽なんだよね。
単に押さえやすいフレットに変える、というのとはちょっと違うんだけどこれで分かってもらえるかな。
色々書いておいて言うのもなんだけど、ギターの早弾きしやすい弾き方やコツって人によってバラバラなんだよね。
だからここに書いてる事はそこそこ早弾きできる一人のやり方のひとつって事で、参考にしてくれたらいいかな。
あと、ギターやってても早弾きに全然興味ない人もいるよね。
これは曲や弾き方の好みの問題だからそういう人がいて当然なんだけども、より速く弾けるというのはより敏感でもあるってことだから、
早弾きできるほどどんな曲でも余裕できるし、ゆっくりな曲でもバシっと弾けるようになるんだよね。
例えば俺はスウィープの音の流れって好きじゃないから全然やってないし、ましてや自分で作曲する時にスウィープは絶対に入れようとは思わないけど、
あれって基本的には1弦ずつ押弦しながら音を出すよね。
だからそういう運指の練習には最適だと思うし、それで得た指の動きって他に活かせるところもたくさんあるよね。
まぁ興味ないことを無理にやらせようとは思わないけど、速く弾けることにメリットはあるわけだし、ギタープレイヤーであるならチャレンジして欲しいね。
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