エレキギターを中高年から始める人も珍しくないよね。
どんな事でも子供の頃から始める方が有利だけど、中高年からギターを初めても十分上手くなれる。
でも若い頃のようにいかない事もあるからそこは知っておく方が上達への近道だよ。
俺は結構いい年だから今から新しい事を始めるのはやっぱり苦労するね。
俺が子供の頃からギターで弾いてるのは完全にハードロック系。
ギターで弾く事ってジャンルによっても結構違うし、
中年おやじになって好みややりたい事も変わるから違う事始めてみるんだけど、
これがやっぱり苦労するんだよねぇ。
腱鞘炎になったり関節が痛くなったりもするしね。
だから、ギターを弾ける人が中年おやじになって初めてやってみて苦労した事、
どうやってクリアしたかを書いてみるから参考になるかな。
エレキギターの練習ってやっぱり反復トレーニングだよね。
同じフレーズ何回も何回も弾くやつ。
これって頭よりも指がその動きを覚える事が重要なんだけど、
中高年になると覚えるのにも時間かかるし、
忘れるのも早いんだよね。
中年になって一番感じるのはこれだね。
覚えるまでに時間がかかるのは何回も練習するしかないわけなんだけど、
忘れるのが早い方は少し工夫するだけでだいぶ違ってくるよ。
ギター弾くのって一日の中で夜とかある程度まとまった時間が取れる時だよね。
大体はそこで数十分〜数時間練習して終わったりするんだけど、
中高年になると次にギターを弾くまでの間が長ければ長いほど忘れるよね。
記憶力と同じように、指の記憶力も忘れるまでに復習することが重要だから、
難しいフレーズだけを例えば
寝る直前に5分ほどやる
朝出勤するまでに5分ほどやる
帰ってきたらまず5分ほどギターを弾く
というマメな復習。
頭では覚えてるからここまでする必要が無いようにも思えるけど、
うすぼんやり覚えてる事と、勝手に指が動くほど覚えているのは全然違うよね。
こういう指の動きって若い人ほど良く覚えてるし、勝手に指が動くほどになるまでの時間も短いんだけど、
中高年になると「次にギターを弾くまでの間に忘れる」速度が早い。
若い子が10の内9や8まで覚えてるとしたら、
中高年になると7や6までしか覚えられていないというような感じ。
同じ事だけしててもこの差を埋める事って難しいんだけど、
それを工夫して持続させようって話だね。
9覚えてて寝るまでに8になってるとしたら、
5分ほどギター弾いてまた9に戻す。
朝起きて7まで落ちてたら、同じようにギター弾いて8や9まで戻す、みたいな感じ。
まぁ朝一は指も動きにくいし感覚も鈍ってるから、昨夜ほどに弾けないのが普通だからホントに復習だけになるけどね。
ただ、こういう短い時間しか弾かない復習はあくまで指が忘れない為の復習であって、
それ以上に弾けるようになるにはやっぱりまとまった時間ギターの練習しなくちゃね。
でもそれで必要以上に一生懸命頑張ってしまうと、
中高年になるほど腱鞘炎になったりもするからほどほどがいいね。
結構いい年なのに難しいギターのフレーズ弾きまくってる人の動画とかあるよね。
ああいうの見て中年になった俺が一番最初に思うのが「良く覚えたな」って事。
3分くらいでもその長さを覚えた事に一番感心するよ。
普通の曲なら繰り返しも多いから覚えるのも簡単だけど、
ソロで3分の速弾きフレーズとかで「音の数」が多いものはホント大変。
できるできないは置いといて、やっぱり「指の記憶力」が若い頃と一番違うところだね。
だからこそ「忘れない」ようにマメに復習するのが一番良い方法だと思うよ。
「指が動かない」ってのとは違うよ。
指は中年になっても結構動く。
ただ、指の関節はちょっと違うんだよね。
中高年になると体の関節がおかしくなる事あるよね。
痛かったり曲がりにくくなったりポキって音がするようになったりね。
これがギター弾きまくってると指の関節でも同じようになるんだよね。
指の関節が痛くなったり、引っかかるような感じで曲がりにくくなったりね。
若い頃はそんなこと全然ならなかったから、
初めてなった時はなんじゃこりゃぁって思ったよ。
俺は中年になってから登山とかでよく足を使った日の次の日は、
膝が同じようになるんだよね。
だから次の日は膝に負担をかけないように気を付けてる。
特にしゃがむ時とかだね。
そうしてると更に次の日には大体良くなってる。
それが分かってるから指も同じように休ませると、結構すぐ治ったね。
でも治ったからといってまた弾きまくると同じようになるんだよね〜。
同じような事で、左手をギュッと握ると指の第1関節が痛いんだよね。
ピッキングをしてる右手は全然そんな事無いから、これもたぶんギターのせいで、中年になってから痛むようになったね。
だからといって何か支障があるかっていうと全然なくて、
ギター弾いてる時も、普段の生活でも拳をギュッと握る事なんて全然無いから、
全然痛くならないし、忘れてるくらいだよ。
これを書いてた時にも拳をギュッと握ると関節が痛いんだけど、
試しにどれくらい休んだら治るかやってみたところ、
2週間ギター弾いてなかったら完全に痛みはなくなったよ。
といってもやっぱり弾きたくてちょっとは弾いてたんだけどね。
これと似たようになるって人はバネ指の治し方も参考にしてよ。
結局のところ、連続してギターの練習しまくるとなるわけで、
中高年になるほど適度な休憩が必要って事だよね。
運動でもギターでも結局は同じことなんだよね。
ギターはある程度まとまった時間練習する方が上達しやすいけど、
それで弾けないほど関節が痛くなったら意味ないしね。
これも上で書いた事と同じように、マメに練習する方法で維持させる方がいいね。
ギターを弾くのってフライパン振るほど力入れるわけじゃなんだけど、
実は左手の神経は異常なほど酷使してるんだよね。
俺は特にコードって普段全然やらないから、中年になった今、コードを延々弾くスコア渡されると結構キツイ。
そしたらいつからか手から腕にかけて痛くなってきたんだよね。
調べてみるとどうも腱鞘炎らしくて、
確かに無理してコード押さえてる時ってそれはもう何回も何回も神経ギュ〜ってやってるわけだもんね。
今まで一回も腱鞘炎ってなった事ない(というかなってても気付かない程度?)わけなんだけど、
今まで押さえた事のない変な押さえ方をするコードとかを、
中年になって初めてやったもんだから結構酷使してたんだろうね。
腱鞘炎の治療って普通は単に休ませる事みたいだから、
3日もギター触らなかったら痛みはなくなったね。
まぁ痛み自体がないだけで、同じ事弾いてたらまた痛み出すんだろうけど、
それでギター弾けなくなったら意味ないし、
もうパワーコードとか簡易コードでいいよ。
若くないんだし無理したらいけないよ!
と、自分に言い聞かせるのが一番の解決策。
とにかくキツイことでも慣れてくると腱鞘炎にならないし、
そうなるまではゆっくり練習すればいいんじゃないかな。
詳しくは腱鞘炎にならない方法と弾き方に書いてるから特に初心者の場合は知っておく方がいいかもね。
テレビ見てると「リズム感が必要」な事たまにやってるよね。
手を叩いたりリズム踏んだりするようなやつ。
子供の頃にそういうの見ながら家族でやったりすると、
俺はできるんだけど、親はできなかったりする。
その時は何でこんな事できないの?って思ってたんだけど、
中年になってできない事が理解できるというね。
子供の頃って色々な事でリズム取ってるんだよね。
それは遊びだったり面白かったりするからなんだけど、
これがいい年になると全くやらないようになる。
特に音楽に合わせてノリノリになったりする事が、
若い頃と比べると全くと言ってもいいほどなくなるよね。
テンポを体に入れるでも書いてるけど、
結局は慣れなんだよね。
中高年になっていきなりリズム取るような事ってできなくて当たり前だよ。
だってそれこそ何十年もそんな事してなかったわけだもんね。
中年くらいからエレキギター始めて、自分はリズム音痴だって思う人もいるけど、
だからといって中高年だとできないのかっていうと、練習すれば誰でも出来るようになる。
現に60超えてからエレキギター始めて、普通に弾けてるしリズムもちゃんと取れてる人って全然珍しくないよね。
ただ感覚が若い頃ほどじゃないから、
「弾く」練習よりも「リズムを取る」練習はより必要になるのは確かだよね。
でもそれは音楽聴きながらずっとタン・タン・タン・タンと思ってるだけでも練習になるし、
若い頃と同じように「色々な曲を聞く」生活に戻せば割と簡単な事だよ。
今は誰でもケータイとかスマートフォン持ってるわけだし、
中高年だからこそ、それで移動中とかに音楽聴きまくるのが一番の練習になるね。
ここまでで色々と中高年でも「できる、できる」みたいに書いてきたけど、
「自分は出来る」と自信を持って欲しいからなんだよね。
実際さ、練習してたらホントに誰でも弾けるようになるしね。
ただでさえ楽器って初めの入口がちょっとだけ高いから、
中高年でギター始めてもできないよって諦めて欲しくないよ。
そりゃ頑張って練習するほど関節は痛くなるし腱鞘炎にはなるし、
若くないとできないって思ったりもするかもしれないけど、
「考えて乗り越える」事は俺達みたいに年取ってる方ができるよ。
音楽や楽器ってホント一生付き合える趣味だから、 せっかくギター始めたのならずっとやって欲しいね。
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